追放つ(読み)オイハナツ

デジタル大辞泉 「追放つ」の意味・読み・例文・類語

おい‐はな・つ〔おひ‐〕【追(い)放つ】

[動タ五(四)]
遠くへ立ち退かせる。「反対派国外へ―・つ」
おいはなす1」に同じ。
「獣ヲ山ニ―・ツ」〈日葡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「追放つ」の意味・読み・例文・類語

おい‐はな・つおひ‥【追放】

  1. 〘 他動詞 タ行四段活用 〙
  2. 追って他にやる。追い出す。追放する。おいはなす。
    1. [初出の実例]「山かげにやせさらぼへるいぬ桜おひはなたれてひく人もなし」(出典:散木奇歌集(1128頃)春)
  3. 放して自由にする。おいはなす。
    1. [初出の実例]「ケダモノヲ ヤマニ voifanatçu(ヲイハナツ)」(出典日葡辞書(1603‐04))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android