退均作用(読み)たいきんさよう(その他表記)retrogradation

翻訳|retrogradation

岩石学辞典 「退均作用」の解説

退均作用

海蝕によって海岸線が陸側に移動し陸面が狭まる作用.沈水による海岸線の後退は含まない.進均作用(aggradation)に対する語[木村ほか : 1973].海食によって陸面が削剥されて狭まる作用[渡辺編 : 1935].三角州海浜などの堆積単位が後退すること.波食で削り取られた岩屑は沖に運ばれて堆積する.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android