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岩屑 がんせつdetritus; debris

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

岩屑
がんせつ
detritus; debris

自然に存在する岩石破片日照結氷などの機械的風化,崩壊,地すべり押出しなどで砕かれた岩片が多い。山岳地域では,厚い岩屑堆積物のあるところがみられる。

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デジタル大辞泉の解説

がん‐せつ【岩×屑】

岩盤または岩体風化により生じた岩石の破片。いわくず。

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岩石学辞典の解説

岩屑

debris: 岩石が分解してできた締っていない物質で,機械的な風化作用を受けてできた岩石片や鉱物片,またはそれらの集合体.風化生成物として生成原地にあるものも,川や氷河によって運搬されたものも岩屑と呼ばれる.しかし円摩された岩石片や,堆積層をなした岩石片の集合体は一般には岩屑とは呼ばない[木村ほか : 1973].この語は大きさに制限はないが,detritusを作るものが擦り切れた(worn-down)破片であるのと反対に,砕けた(broken)破片を示唆している[Tomkeieff : 1983].具体的には,礫以上程度の大きい岩石片に対して岩屑(debris)を用い,砂粒以下程度の小さい粒子に対しては岩屑(detritus)を用いるのが普通[木村ほか : 1973].
detritus: 分解作用や部分的な円摩作用によって岩石から作られた礫,砂,粘土など破片の物質の一般的な名称.ラテン語のdetritusはこすり落とすの意味.

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大辞林 第三版の解説

がんせつ【岩屑】

風化・分解してできた岩石の破片。岩くず。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

岩屑
がんせつ

物理的・化学的風化作用によって岩体から分離した岩石片、またはその集合体をいう。岩石片の生成場所から氷河などによって運ばれたものも岩屑とよばれる。円摩された岩石片は含まない。岩石片や土壌、泥などが移動する現象を岩屑流という。山岳地方の急斜面に分布し、物理的風化作用のみで生成した礫(れき)質の土壌をレゴソル(岩屑土)とよぶ。[村田明広]

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