退行律(読み)たいこうりつ(その他表記)regression law

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「退行律」の意味・わかりやすい解説

退行律
たいこうりつ
regression law

イギリスの遺伝学者,優生学者 F.ゴルトンが 19世紀末頃唱えた説で,遺伝が液性物質の混合に基づくという,彼の誤った遺伝観から出ている。たとえばヒトの身長では子は常に両親の個性的偏差の約3分の2を遺伝し,3分の1の度合いで,ヒトの中央的性質に回帰するなど,子孫では,平均値からのずれが祖先よりも小さくなる,つまり中央的平均値へと退行 (回帰) するという説。現在は認められていない。

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