退避壕(読み)たいひごう(英語表記)fallout shelter

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「退避壕」の意味・わかりやすい解説

退避壕
たいひごう
fallout shelter

核シェルター nuclear shelterともいう。核攻撃にそなえて,特別に造られた防空壕,あるいは民間防衛機構により指定されたビル地下室などに設けられた退避所。アメリカでは 1950年代に公共用,あるいは一般家庭用として多くの退避壕が造られた。公共用のものには標示があり,空襲下では退避することが義務づけられていた。ソ連でも冷戦時代にモスクワ市内にいくつかの大規模な退避壕が造られた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android