退避壕(読み)たいひごう(その他表記)fallout shelter

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「退避壕」の意味・わかりやすい解説

退避壕
たいひごう
fallout shelter

核シェルター nuclear shelterともいう。核攻撃にそなえて,特別に造られた防空壕,あるいは民間防衛機構により指定されたビル地下室などに設けられた退避所。アメリカでは 1950年代に公共用,あるいは一般家庭用として多くの退避壕が造られた。公共用のものには標示があり,空襲下では退避することが義務づけられていた。ソ連でも冷戦時代にモスクワ市内にいくつかの大規模な退避壕が造られた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android