精選版 日本国語大辞典 「防空壕」の意味・読み・例文・類語
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空からくる敵の攻撃に対し人員や施設を守るため地を掘ってつくる壕。太平洋戦争では、米軍機が日本本土の空襲を開始したころ職場や家庭に急造された。だが資材不足のため、ほとんど防護効果がなく、応急待避施設として位置づけられていた。とくに大量の焼夷(しょうい)弾により広範囲の都市爆撃が行われるようになってからは、地下壕で蒸し焼きになって死亡する人々が続出した。防空壕と隣組の消防活動に頼った民間防空が市民の犠牲を大きくしたのである。そのため敗戦直前になると、空襲の際は爆撃地域から逃げ出すようになった。なお、核爆発に対する待避壕については、「シェルター」の項を参照されたい。
[藤井治夫]
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