逆船(読み)さかぶね

精選版 日本国語大辞典 「逆船」の意味・読み・例文・類語

さか‐ぶね【逆船】

  1. 〘 名詞 〙 船首風上に向け、舵(かじ)を上げて船尾を先にして走る船。また、その走り方。和船で、荒天のときに用いられる。逆艫(さかども)。後ずさり。
    1. [初出の実例]「若又替梶も折、脇梶もききかねは、艫に少の帆をして、さか舟になして走るべし」(出典:全流舟軍之巻(1646)廻船功者之巻)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android