透セン石(読み)とうせんせき(その他表記)tremolite

改訂新版 世界大百科事典 「透セン石」の意味・わかりやすい解説

透セン(閃)石 (とうせんせき)
tremolite

透角セン石,トレモラ(角)セン石ともいう。カルシウム角セン石の一つで,化学組成Ca2Mg5Si8O22OH2で表される鉱物。Feを少量含んでいる。アクチノセン石と化学組成は同じであるが,Mg/(Mg+Fe2⁺)が0.9~1.0のものを透セン石と呼ぶ。単斜晶系。比重3.0,モース硬度5~6。白色~灰白色の柱状~アスベスト状の集合体として産する。低温変成作用をうけたドロマイト質の石灰岩には多量に出現する。変成作用をうけたカンラン岩やスカルンにもしばしば見られる。アスベストとして用いられる。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 鳥海

世界大百科事典(旧版)内の透セン石の言及

【アクチノセン石(アクチノ閃石)】より

…カルシウム角セン石の一つで,化学組成はCa2(Mg,Fe2+)55Si8O22(OH)2で表される鉱物。ふつうMg/(Mg+Fe2+)の比が0.5~0.89のものをアクチノセン石,0~0.49のものを鉄アクチノセン石ferroactinolite,0.9~1.0のものを透セン石と呼ぶ。MgとFeは任意に混ざり合う。…

※「透セン石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

梅雨の季節に入ること。つゆ入り。毎年6月中旬~7月中旬の約1ヵ月間,九州から東北地方は梅雨の季節に入る。これは,北方のオホーツク海高気圧と南方の小笠原高気圧とに挟まれて,揚子江流域から九州,四国,本州...

入梅の用語解説を読む