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通り者 トオリモノ

デジタル大辞泉の解説

とおり‐もの〔とほり‐〕【通り者】

広く世間に名の知られている者。
「岩橋という瓦屋のむすこで、いじめっ子の―であった」〈中勘助銀の匙
世態・人情によく通じた人。また、遊里で遊びなれた人。粋人。通人。
「おじは―である。―とは道義心のlaxなる人物ということと見える」〈鴎外ヰタ‐セクスアリス
男だて。侠客。また、ばくち打ち。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

とおりもの【通り者】

一般に名の広く知れわたった人。名の通った人。 「金沢市中の-となりをれる僥倖なる漢おのこなり/化銀杏 鏡花
世情・人情に通じて話のよくわかった人。通人つうじん。粋人。 「金時計の鍵を、胸の辺に、散々ちらちらと計り見せたるは、昔床しき-なるべし/当世書生気質 逍遥
放蕩者。遊び人。
博打ばくち打ち。博徒。俠客。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の通り者の言及

【通】より

…そのため一時は洒落本は〈通〉の教科書であるという理解も生じていた。〈通〉は元来〈通り者〉と呼ばれていたものが音読されて〈通者〉となり,さらに下略されて生じた語だと思われる。それが定着するのは安永(1772‐81)末から天明期(1781‐89)に入ってのことであろう。…

※「通り者」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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