通塩町(読み)とおりしおちよう

日本歴史地名大系 「通塩町」の解説

通塩町
とおりしおちよう

[現在地名]中央区日本橋横山町にほんばしよこやまちよう

馬喰町一丁目の南にある。常盤橋ときわばし御門(現千代田区)から浅草橋御門へ向かう本町ほんちよう通沿いの東西に続く両側町で、西は浜町はまちよう堀を隔てて通油とおりあぶら町、南はたちばな町一丁目・同四丁目。国役町。「東京府志料」にはもと小伝馬下こでんましも町と称しており、それが延享元年(一七四四)に通塩町と改められたとある。だが寛永江戸図および寛文新板江戸絵図には同場所に「しほ丁」とある。町名の由来は塩を扱う商人が多かったことによるともいわれている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android