日本歴史地名大系 「通外町」の解説 通外町とおりほかまち 福岡県:久留米市久留米城下通外町[現在地名]久留米市通外町城下の東端、通町十丁目の外側にある。町並は通町十丁目口番所で北口となる筑前街道筋の通外町宮地(みやのじ)口と、同じく東口となる豊後街道筋の通外町府中(ふちゆう)口の二つからなる。延享三年(一七四六)十丁目外松原を伐り、通町の普請が困難な者に外町の土地を与えており(石原家記)、宮地口の成立はこの時期であろう。寛延二年(一七四九)府中口に七代藩主有馬頼が神田山円通(えんつう)寺と五穀(ごこく)神社を建立。天明八年(一七八八)通外町の宮地口方面に南薫枡形土居が造られた(米府年表)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by