通常決済方法(読み)つうじょうけっさいほうほう(英語表記)ordinary payment

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「通常決済方法」の意味・わかりやすい解説

通常決済方法
つうじょうけっさいほうほう
ordinary payment

対外取引で許可を必要としない決済方法のこと。 1980年に外国為替及び外国貿易管理法 (外為法) が改正されるまでは,対外決済は原則として許可が必要であり,例外として許可不要の決済方法を標準決済方法に関する省令で限定列挙し,標準決済方法以外の決済方法は標準外決済方法といっていた。外為法改正後は,対外決済が原則自由,例外要許可となり,特殊な決済方法を特殊決済方法に関する省令で限定列挙し,特殊決済方法以外の一般の決済方法を通常決済方法と呼んでいた。しかし 98年に同省令は廃止,対外取引の決済は大幅に規制緩和された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android