日本歴史地名大系 「逝回岳」の解説 逝回岳ゆききのおか 奈良県:高市郡明日香村雷村逝回岳「万葉集」巻八に「故郷の豊浦寺の尼の私房に宴する歌三首」のうち、丹比真人国人の歌として<資料は省略されています>とある。逝回岳は逝回岳(西本願寺本、細井本)・逝廻岳(京大本)・廻岳(温古堂本)・逝回丘(類聚古集、神田本万葉集)とも記されている。読み方としては、ほかにユキミル丘説・ユキタム丘説などがある。歌意から推知すると大字豊浦(とようら)・雷(いかつち)の飛鳥川付近(現在の雷丘)の歌ということになる。「勅撰集」にも詠まれる歌枕。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by