四字熟語を知る辞典 「造次顚沛」の解説
造次顚沛
[使用例] 書肆なんぞとわざわざ書いてあるのは、造次顚沛にも広告ということを忘れないのである[森鷗外*ル・パルナス・アンビュラン|1910]
[使用例] いま消えてしまいたいその心は今捨て去って、今また新たに勇猛一転しなくてはならない。造次顚沛、前進前進[幸田文*あとみよそわか|1948]
[解説] 「造次」はわずかの間、あわただしいさまをいいます。「顚沛」の「顚」「沛」はともにつまずくという意味。君子はとっさの場合やつまずいて倒れる場合でも仁から離れないという「論語―里仁」に見えることばから。
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