進ぜる(読み)シンゼル

デジタル大辞泉 「進ぜる」の意味・読み・例文・類語

しん・ぜる【進ぜる】

[動ザ下一]《「しん(進)ずる(サ変)」の下一段化》
しん(進)ずる1」に同じ。「酒を一献―・ぜよう」
補助動詞)「しん(進)ずる2」に同じ。「私が診て―・ぜる」

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精選版 日本国語大辞典 「進ぜる」の意味・読み・例文・類語

しん・ぜる【進】

  1. 〘 他動詞 ザ下一段活用 〙 ( サ変動詞の「しんずる(進)」が下一段活用に転じた語 )
  2. [ 一 ]しんずる(進)[ 一 ]
    1. [初出の実例]「小豆飯を神の折敷へ入れ、神へ進ぜるとて」(出典:歌舞伎・百夜小町(1684)二)
  3. [ 二 ]しんずる(進)[ 二 ]
    1. [初出の実例]「着る物洗うてしんぜたさへ不義したと疑はれ」(出典:浄瑠璃・女殺油地獄(1721)下)

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