逸見御牧(読み)へみのみまき

日本歴史地名大系 「逸見御牧」の解説

逸見御牧
へみのみまき

現北巨摩郡域にあった牧。速見とも書く。「蜻蛉日記」天徳二年(九五八)七月の記事とされる部分に藤原兼家の長歌として「かひのくに へみのみまきに あるゝ馬を いかでか人は かけとめん とおもふものから」とある。これは、「夫木抄」雑部に載る読人しらずの「をがさはらへみのみまきにあるるむまもとればぞなつくなつけてぞとる」を本歌とするもので、都までその名が知られていた。また「堀河院百首」の藤原顕仲の一首に「をがさはらへみのみまきのはなれごまいとどけしきぞはるはあれ行く」などと詠まれるように小笠原おがさわらと併記して歌われることが多く、両牧は近接していたものと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...

重陽の用語解説を読む