遁逃(読み)トントウ

精選版 日本国語大辞典 「遁逃」の意味・読み・例文・類語

とん‐とう‥タウ【遁逃】

  1. 〘 名詞 〙 逃げのがれること。
    1. [初出の実例]「御台所強憤申給之間、武衛不遁逃」(出典吾妻鏡‐元暦元年(1184)六月二七日)
    2. 「遁逃しても命の助かる可き見込なきが故に」(出典:文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉四)
    3. [その他の文献]〔荀子‐成相〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android