過書座(読み)かしょざ

精選版 日本国語大辞典 「過書座」の意味・読み・例文・類語

かしょ‐ざクヮショ‥【過書座・過所座】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、淀川通航の過書船支配した役所。慶長八年(一六〇三)角倉与市、木村惣右衛門の両人に支配を委せ、朱印状を与えてその制法を定めた。寛永三年(一六二六)には配下の過書船は八七七艘に及んだ。
    1. [初出の実例]「淀川筋過書船之儀、御朱印御黒印頂戴仕、過書座御請所之川にて、過書舟之外賃取舟御停止之所」(出典:汐見文書(1730))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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