道合村(読み)みちあいむら

日本歴史地名大系 「道合村」の解説

道合村
みちあいむら

[現在地名]川口市道合・北園町きたぞのちよう在家町ざいけちよう

根岸ねぎし村・新道合村の北に位置し、台地低地からなる。南側を見沼代用水(東縁)が南流する。西の在家村柳崎やなぎさき村との間に飛地の持添新田がある。田園簿では田二九三石余・畑一四五石余で、関東郡代伊奈領。承応二年(一六五三)伊奈忠治の次男忠詣が代官となったのを機に、足立郡の内で一千五〇〇石を分ち与えられたが、万治二年(一六五九)嗣子のないまま没したため幕府に返納している(寛政重修諸家譜)。このなかに当村も含まれていたとみられる。当村は古くから安行あんぎよう領に属したとされるが、寛文元年(一六六一)に持添新田が旗本松平領となり、その際浦和領を冠して分村したという(風土記稿)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android