根岸(読み)ねぎし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「根岸」の解説

根岸
ねぎし

神奈川県東部,横浜市中区と磯子区にまたがる工業地区本牧岬を構成する台地の南西斜面にあり,根岸湾にのぞむ。横浜の開港後,住宅地として開け,日本最初の洋式競馬場がつくられた。競馬場跡は森林公園となっている。海岸は地先の全面が埋立てられ,石油基地が立地する。

根岸
ねぎし

東京都台東区北部にある地区地名由来は,上野台地の崖下の地であることによる。江戸時代には閑静な別荘地として知られ多くの文人が住み,明治以降も正岡子規中村不折などが居住した。現在も住宅地となっている。

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デジタル大辞泉「根岸」の解説

ねぎし【根岸】[地名]

東京都台東区北部の地名。江戸時代は初音はつねの里といわれた鶯の名所。
神奈川県横浜市中区の地名。日本の洋式競馬発祥の地。

ねぎし【根岸】[姓氏]

姓氏の一。
[補説]「根岸」姓の人物
根岸英一ねぎしえいいち
根岸吉太郎ねぎしきちたろう
根岸鎮衛ねぎしやすもり

ね‐ぎし【根岸】

山のふもとに沿った地帯
砂質の上等な壁土

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精選版 日本国語大辞典「根岸」の解説

ね‐ぎし【根岸】

[1] 山のふもとに沿った地。
[2] 東京都台東区の北部の地名。江戸時代にはウグイスが多く、初音の里と呼ばれた。

ねぎし【根岸】

姓氏の一つ。

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世界大百科事典 第2版「根岸」の解説

ねぎし【根岸】

東京都台東区北部,JR山手線鶯谷(うぐいすだに)駅北東部一帯の地名。上野台の崖下の低湿な土地であったが,上野の山を背景とした音無(おとなし)川の清流や四季の田園風景を求めて,江戸時代後期,とくに文政・天保(1818‐44)ころには多くの文人が居を構え,〈呉竹の根岸の里〉とよばれた。またウグイスが多かったので〈初音の里〉のもあった。武家町人百姓地に住むことを禁じた天保改革の華奢厳禁の令以来,一時さびれたが,明治になって,吉原,浅草,入谷などの繁華な地に近いこともあって再び資産家や俳人正岡子規,画家中村不折らが住むようになった。

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