遠井村(読み)といむら

日本歴史地名大系 「遠井村」の解説

遠井村
といむら

[現在地名]清水町遠井

ぬま村の東北、有田川の支流遠井谷といだに川と飯盛いいもり山との間の山間部に位置する。村は西番にしばん東番ひがしばんたに山手やまての小名に分れる(続風土記)

慶長検地高目録によれば村高二五三石余、小物成七斗八升。寛政一一年(一七九九)の遠井村持高当作高并人別御調ニ付書上帳(堀江家文書)によれば家数六三(うち無住三・無高八)、人数二五九(男一三九・女一二〇)、牛一八。鍛冶職三人、桶屋職一人、牛博労一人、小商一人、日々稼一〇人、奉公一三人がいた。文政三年(一八二〇)の山保田組在々家数人数并牛馬増減調帳(同文書)では家数五六で内訳は高持二九・村作一二・無高一四・寺一、居村稼人二〇七、他村奉公稼人二四、他郡奉公稼人二一、牛一六。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android