遠心性脈(読み)えんしんせいみゃく

最新 地学事典 「遠心性脈」の解説

えんしんせいみゃく
遠心性脈

antitaxial vein

繊維状鉱物により充塡された脈の一つで,繊維状鉱物が脈の中央から壁岩に向かって成長したもの。脈の成長の過程で形成される新しい間隙は常に壁岩と脈の境界において生じるので,そこを埋めて繊維状鉱物が随時成長するとともに,壁岩が薄膜として脈中に取り込まれることがある。一般に繊維状鉱物とそれに接する壁岩の鉱物は異なる。繊維状鉱物がS字形を示す脈は非共軸変形によって形成されたことを示し,脈に平行剪断が働いたか,あるいは時間とともに引張方向の回転が起こったことを示す。S字形繊維状鉱物の任意の部分における伸長方向(接線方向)がその部分の成長時における脈の開口方向を示す。

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参照項目:求心性脈

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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