遠洋航路補助法

山川 日本史小辞典 改訂新版 「遠洋航路補助法」の解説

遠洋航路補助法
えんようこうろほじょほう

1909年(明治42)3月に公布された航海奨励法にかわる遠洋航路の助成法。欧州北米南米豪州の各航路の定期船(3000総トン以上,速力12ノット以上,船齢15年未満の鋼製汽船)に対し補助金を支給する。海外航路全体を対象とした航海奨励法に比べ,補助対象を特定航路の優秀汽船に限定しており,日本郵船の欧州・シアトル航路,大阪商船のタコマ航路,東洋汽船サンフランシスコ・南米西岸航路の5線に適用

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android