遣損(読み)やりそこない

精選版 日本国語大辞典の解説

やり‐そこない ‥そこなひ【遣損】

〘名〙 (「やりぞこない」とも) やりそこなうこと。しそんじること。また、そのものごと。やりそこね。
花間鶯(1887‐88)〈末広鉄腸〉上「其の外にも色々遣(ヤ)り損(ソコナ)ひがあって」

やり‐そこな・う ‥そこなふ【遣損】

〘他ワ五(ハ四)〙 (「やりぞこなう」とも) 物をつくりあげたり、事を成就させようとしたりして中途で失敗する。また、あることをする機会を逸する。しそんじる。やりそこねる。やりそんずる。
滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)三「ツイやりぞこなった。いまいましい」

やり‐そんじ【遣損】

〘名〙 やりそんじること。やりそこなうこと。また、そのものごと。
春城随筆(1926)〈市島春城〉趣味談叢「字の布置按排が余程大切な条件で、その調子が取れないと云ふ事になると、全局の遣り損じとなる」

やり‐そん・じる【遣損】

〘他ザ上一〙 =やりそんずる(遣損)
※半七捕物帳(1923)〈岡本綺堂〉旅絵師「下手に遣(ヤ)り損(ソン)じると却ってお笑ひ草ですから」

やり‐そん・ずる【遣損】

〘他サ変〙 やりそん・ず 〘他サ変〙
① 車などを扱いそこなう。進めそこなう。
※平家(13C前)一一「木曾が院参の時、車やりそんじてきられにける次郎丸がおとと、三郎丸なり」
※露団々(1889)〈幸田露伴〉六「やり損(ソン)ずれば世の物笑ひ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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