遣損(読み)やりそこない

精選版 日本国語大辞典 「遣損」の意味・読み・例文・類語

やり‐そこない‥そこなひ【遣損】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「やりぞこない」とも ) やりそこなうこと。しそんじること。また、そのものごと。やりそこね。
    1. [初出の実例]「其の外にも色々遣(ヤ)り損(ソコナ)ひがあって」(出典花間鶯(1887‐88)〈末広鉄腸〉上)

やり‐そんじ【遣損】

  1. 〘 名詞 〙 やりそんじること。やりそこなうこと。また、そのものごと。
    1. [初出の実例]「字の布置按排が余程大切な条件で、その調子が取れないと云ふ事になると、全局の遣り損じとなる」(出典:春城随筆(1926)〈市島春城〉趣味談叢)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android