適法性(読み)テキホウセイ

デジタル大辞泉 「適法性」の意味・読み・例文・類語

てきほう‐せい〔テキハフ‐〕【適法性】

法にかなうこと。合法性
カント倫理学の用語行為動機がどのようなものであれ、その行為が外形的に道徳法則に合致していること。→道徳性

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精選版 日本国語大辞典 「適法性」の意味・読み・例文・類語

てきほう‐せい テキハフ‥【適法性】

〘名〙
① 法にかなう性質。合法性。
② (Legalität の訳語) カント倫理学で、行為が道徳法則にもとづく意志によってなされたのではなく、たまたま道徳法則に合致しているだけであること。法にかなっているが、道徳的ではない状態。→道徳性

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「適法性」の意味・わかりやすい解説

適法性
てきほうせい

合法性

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の適法性の言及

【合法性】より

…一般に行為が法に適合していることをいい,適法性ともよばれる。下位の法規範が上位の法規範に(たとえば政令が法律に)適合している場合にもいわれる。…

※「適法性」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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