遷移点(読み)せんいてん(その他表記)knick point

最新 地学事典 「遷移点」の解説

せんいてん
遷移点

knick point

河床の縦断勾配が急激に変化する地点。上流側の河床勾配が緩やかでこの地点から下流急勾配になる場合を遷急点,逆に上流側が急で下流側で緩やかになる場合を遷緩点という。遷急点は流路と直交方向の断層運動・撓とう曲運動を受けた場合や,硬い岩石の存在によって生じ,また,侵食の復活による若返りの谷が波及してきた最上流端にも生ずる。遷急点はしだいに上流側へ後退し,それとともに遷急点より上流側の前輪廻谷底は段丘化して残る。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 茂美 高山

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「遷移点」の意味・わかりやすい解説

遷移点
せんいてん
knick point

河床勾配曲線が急に変化する地点。下流に向って急勾配となる変換点を遷急点,急激に緩勾配となる点を遷緩点というが,遷移点はその両方をさす。遷緩点は地殻運動などによって河川が若返り,浸食が復活する際に生じる。この場合には,遷急点の上・下流で河川の浸食輪廻が異なり,下流側の輪廻が新しい。このような遷移点は次第に上流側に向って移動する。河川の流路の途中に局部的に硬い岩石が露出すると,その部分に遷移点を生じることもある。この場合には遷移点は上流側へ移動することなく,その地点で次第に浸食され,ついには消失するようになる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...

春隣の用語解説を読む