化学辞典 第2版 「選択率」の解説
選択率
センタクリツ
selectivity
化学反応を行った際,複数の生成物のなかで目的生成物が生成した割合.原料成分のうち,化学反応によって目的生成物へ変化したものをX,それ以外の副生成物へ変化したものをY,変化せずに残ったものをZとするとX/(X + Y)を選択率という.一般に,目的生成物が多く,それ以外の副生成物の量が少ないほど,すなわち反応の選択率が高いほど有利であることはいうまでもない.なお,これは収率
X/(X + Y + Z)
とは異なるものである.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報