還滅(読み)ゲンメツ

デジタル大辞泉 「還滅」の意味・読み・例文・類語

げん‐めつ【還滅】

仏語煩悩ぼんのうを滅して涅槃ねはんかえること。迷いの世界から悟りの世界に入ること。

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精選版 日本国語大辞典 「還滅」の意味・読み・例文・類語

げん‐めつ【還滅】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「げん」は「還」の呉音 ) 仏語。煩悩(ぼんのう)を滅して涅槃(ねはん)におもむくこと。再び迷いの世界に生を受けることなく悟りの世界に行くこと。
    1. [初出の実例]「次に十二縁生の流転還滅を書くべし」(出典:今昔物語集(1120頃か)一)
    2. [その他の文献]〔順正理論‐九〕

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