日本歴史地名大系 「那智山宮曼荼羅図」の解説 那智山宮曼荼羅図(那智参詣曼荼羅)なちさんみやまんだらず 一幀 一五〇×一六三センチ成立 室町時代原本 熊野那智大社解説 熊野信仰勧進のために用いられた唱導画。図柄は那智山社頭の景観・浜ノ宮・補陀洛山寺・補陀落渡海図・文覚の滝行および熊野道者など具体的に記す。ほぼ同一の図柄をもつ曼荼羅は室町時代中期以降多く作製されたといわれ、田辺闘鶏神社・補陀洛山寺など各所に伝存される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by