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熊野那智大社 クマノナチタイシャ

デジタル大辞泉の解説

くまのなち‐たいしゃ【熊野那智大社】

和歌山県東牟婁(ひがしむろ)郡那智勝浦町にある神社。主祭神は熊野夫須美神(くまのふすみのかみ)。那智の滝を中心として、中世修験道とともに栄えた。熊野三社の一。平成16年(2004)「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として世界遺産(文化遺産)に登録された。飛滝(ひろう)権現。那智権現。熊野那智神社。那智。

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デジタル大辞泉プラスの解説

熊野那智大社

和歌山県東牟婁郡那智勝浦町にある神社。創祀は不明。祭神は夫須美大神(ふすみのおおかみ)。那智の滝を御神体として祀る。熊野三山のひとつ。「紀伊山地霊場と参詣道」の一部としてユネスコの世界文化遺産に登録。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

熊野那智大社
くまのなちたいしゃ

和歌山県東牟婁(ひがしむろ)郡那智勝浦町那智山に鎮座。熊野夫須美(ふすみ)大神ほかを祀(まつ)る。創建年代不詳。社伝では仁徳(にんとく)天皇5年の創建というが、本来、高さ133メートルの那智の滝を神とする自然崇拝より発した社とみられる。奈良時代の祭祀(さいし)遺物を出土する。915年(延喜15)三善清行(みよしきよゆき)の子浄蔵(じょうぞう)がこの地を道場として開き、のち花山(かざん)法皇も入り修行、11世紀末より熊野本宮大社・熊野速玉(はやたま)大社とともに熊野三山とよばれる。熊野信仰の隆盛となるとともに、その本地仏は千手観音(せんじゅかんのん)とされ、飛滝権現(ひろうごんげん)とよばれた。神領も安堵(あんど)されて栄え、戦国時代には織田氏の焼打ちにあったが、豊臣(とよとみ)氏、徳川氏に保護されてきた。明治以後、一時、熊野夫須美神社と称したが、1921年(大正10)官幣中社とされるとともに熊野那智神社(のち大社)と改称した。例祭7月14日。当日の田楽舞(でんがくまい)、田植舞、扇神輿(みこし)、御滝本行事に続いての火祭は勇壮で、那智の火祭、扇祭として知られている。ほかにも1月1日より7日までの牛王(ごおう)神事など熊野信仰の名残(なごり)を示す神事がある。境内の宝物館には国指定重要文化財の神剣や7世紀の古印、那智経塚の出土品を蔵する。[鎌田純一]

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世界大百科事典内の熊野那智大社の言及

【熊野大社】より

…和歌山県熊野地方にある本宮,新宮,那智の3ヵ所の神社の総称。本宮(熊野坐(くまのにます)神社)は現在熊野本宮大社と称し,東牟婁(ひがしむろ)郡本宮町に,新宮(熊野早玉神社)は現在熊野速玉大社と称し,新宮市に,那智は現在熊野那智大社と称し,東牟婁郡那智勝浦町に鎮座する。 熊野は古くから霊魂観と縁の深い土地で,早くから山岳修行者の活躍が見られた。…

【那智山】より

…和歌山県南東部,東牟婁(ひがしむろ)郡那智勝浦町にある山塊。熊野三山の一つである熊野那智大社(那智山権現)があり,那智山はこの大社の名称でもある。大雲取山(966m)を最高に,光ヶ峰(686m),妙法山(750m),烏帽子(えぼし)山(909m)などを含む那智川上流一帯の山塊で,表面はかなり浸食が進んで壮年期的な山地となり,年間降水量は3500mmを超える多雨地帯である。…

※「熊野那智大社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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