邪雲(読み)じゃうん

精選版 日本国語大辞典 「邪雲」の意味・読み・例文・類語

じゃ‐うん【邪雲】

〘名〙 不吉な雲。災いが起こることを示すような雲。転じて、理知をおおいかくす悪念をたとえていう。
源平盛衰記(14C前)一一「時に臨んで、然るべくも申しつづけ給ひたれば、邪雲(ジャウン)も少し晴れ給ひぬらんと覚ゆるにぞ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android