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郝懿行 かくいこうHao Yi-xing

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

郝懿行
かくいこう
Hao Yi-xing

[生]乾隆22 (1757)
[没]道光5 (1825)
中国,の学者,文学者。山東省棲霞県の人。字,恂九(じゅんきゅう)。号,蘭皐(らんこう)。嘉慶4(1799)年進士に及第,戸部主事となり,同 25年江南司主事となり 5年後に没した。官界での立身をまったく無視し,学問,著述に専念,その分野も経学,史学,地理学,言語学から農学,水産学,生物学にまで及ぶ。ハチやツバメの生態を観察記述した『蜂衙小記』『燕子春秋』のような特異な著作があり,主著『爾雅義疏』も自分の見聞に依拠して草木鳥獣を解説している。詩文にも長じ,また優れた随筆もある。詩文集『曬書堂文集・詩鈔・筆録』。ほかに『易説』『礼記箋』『俗証文』『晋宋書故』など。なお,妻の王照円(字,端玉)も優れた学者で,『列女伝補注』などの著があり,また夫妻で『詩経』について問答した記録『詩問』,夫妻で唱和した詩集『和鳴集』があり,「棲霞の郝夫婦」の名が高かった。

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世界大百科事典内の郝懿行の言及

【爾雅】より

…宋の邢(けいへい)はこれに従って《爾雅義疏》11巻を作り,今日ではそれが《十三経注疏》の中に収められ〈経〉に準ずる扱いを受けている。後代の研究としては清の邵晋涵(しようしんかん)の《爾雅正義》,郝懿行(かくいこう)の《爾雅義疏》各20巻が名高い。いずれも郭璞の注にもとづく再注釈である。…

【反切】より

…章炳麟(しようへいりん)が《国故論衡》(1910)巻上の〈音理論〉において,《漢書》地理志の広漢郡,遼東郡の注にみえる後漢の応劭(おうしよう)の反切を指摘するや,反切の起源は《漢書》に対する服虔,応劭の注にさかのぼると考えられるようになる。ただし,約1世紀前に郝懿行(かくいこう)が《反語攷》(《曬書堂(さいしよどう)文集》巻七)において,すでにより詳しくこれを指摘している。従来,反切は,双声畳韻,二合声(二合音)の基礎の上に,中国独自の展開として出現したとされていたが,孫炎から後漢の霊帝・献帝間(168‐220)の人とされる服虔,応劭に時代が引き上げられてからは,反切の出現は,仏教文化の伝来と関係ありと漠然と考えられるようになった。…

※「郝懿行」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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