都塚村(読み)みやこづかむら

日本歴史地名大系 「都塚村」の解説

都塚村
みやこづかむら

[現在地名]八尾市都塚

東弓削ひがしゆげ村の北東玉串たまくし川の左岸に沿う。かつて村の西方弁天べんてん塚・祇園ぎおん塚・都塚などの五ヵ塚があった。古墳であったか否かは不明。「河内名所図会」は都塚を由義ゆげ宮の故跡としている。当地が由義宮の範囲に含まれたかはわからない。都塚には産土神都留美島つるみしま神社があり、「延喜式」神名帳に載る同名神社に比定される。地名は「政所賦銘引付」の文明六年(一四七四)二月一〇日の項および同一六年六月二四日の項にみえ、二月一〇日項によれば朝日孫三郎・同三郎両人が所持する田地が都塚にあったことが知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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