日本大百科全書(ニッポニカ) 「都蘭」の意味・わかりやすい解説 都蘭とらん / トゥーラン 中国、青海(せいかい)省中部の県。チャイダム盆地の最東部、ブルハンブダイ山脈の北東麓にある。海西(かいせい)モンゴル族チベット族自治州に所属する。県政府の所在地はチャガンウス鎮。常住人口7万6623(2010)。県域の西方には、格子状の砂丘が続く砂漠が広がるが、山麓のためオアシスが発達する。1950年代には県城の西を流れるチャガンウス河の水を灌漑(かんがい)し、人民解放軍などによる耕地の開墾が進み、牧畜業のほかに農業も発展。西寧(せいねい)、ゴルムド方面へ青蔵自動車道が通じている。[駒井正一・編集部 2017年4月18日] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「都蘭」の意味・わかりやすい解説 都蘭【とらん】 中国,青海省海西モンゴル族チベット族自治州所属の県。1931年県を置き,1952年都蘭自治区,1954年都蘭モンゴル自治区と改め,1955年再び都蘭県となった。農・牧畜業が盛んで,青蔵公路が通過している。人口7万人(2014)。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報