都辺(読み)ミヤコベ

デジタル大辞泉 「都辺」の意味・読み・例文・類語

みやこ‐べ【都辺/都方】

都の方向。都のあたり。
「―に立つ日近付く飽くまでに相見て行かな恋ふる日多けむ」〈・三九九九〉

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精選版 日本国語大辞典 「都辺」の意味・読み・例文・類語

みやこ‐ほとり【都辺】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 都の近辺。都に近い所。
    1. [初出の実例]「都ほとりを厭ふ心深くて」(出典:発心集(1216頃か)六)
  3. 都の近辺に住んでいて、自然と見聞が広まり、物知りになっていること。
    1. [初出の実例]「下臈なれども、みやこほとりといふ事なれば、みづからを見給ひて、うぶぎぬに書きおきて侍ける」(出典:大鏡(12C前)一)

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