都部村(読み)いちぶむら

日本歴史地名大系 「都部村」の解説

都部村
いちぶむら

[現在地名]我孫子市都部・湖北台こほくだい七―一〇丁目

岡発戸おかほつと村の東にあり、成田方面に至る道沿いに集落が営まれる。南に広がる手賀てが沼縁を開発して成立した都部村新田は当村を親村とする。地内の正泉しようせん寺には本尊延命地蔵尊の胎内より「当寺三代現住舜悦、于時天正五年丁丑十月日・当旦那原次郎衛門尉」と記された墨書が発見され、さらに手賀城(現沼南町)城主原胤親の天正一六年(一五八八)九月二六日の位牌が残されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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