コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

鄭州二里岡遺跡 ていしゅうにりこういせきZheng-zhou Er-li-gang

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

鄭州二里岡遺跡
ていしゅうにりこういせき
Zheng-zhou Er-li-gang

中国河南省鄭州にある竜山文化,殷代および戦国時代の遺跡。 1952~54年にかけて河南省文化局文物工作隊によって発掘調査された。遺跡は鄭州市の南東郊の台地上に存在し,竜山文化の層からは貯蔵用竪穴が発見され,黒陶,黒灰陶,粗陶,石包丁,石鎌などの遺物が出土している。殷代の文化層は上層,下層に分れるが,いずれも殷代中期の標準となる文化層で,各種の土器をはじめとし,青銅器,石器,骨角器などが出土している。また遺構として殷代の墳墓や住居址のほか中国最古の城壁も発見されている。戦国時代の遺跡としては墳墓群が存在し,212基の墓が発掘された。墳墓は竪穴土壙墓と竪穴空心 塼槨墓に分れ,陶質の鼎,豆,壺や青銅製の剣,戈,鏃,帯鉤など各種の副葬品が出土している。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

今日のキーワード

アウフヘーベン

ヘーゲル弁証法の基本概念の一。あるものを否定しつつも、より高次の統一の段階で生かし保存すること。止揚。揚棄。→アン‐ウント‐フュール‐ジッヒ →弁証法...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android