酒巻河岸(読み)さかまきがし

日本歴史地名大系 「酒巻河岸」の解説

酒巻河岸
さかまきがし

[現在地名]行田市酒巻

利根川右岸の河岸。元禄三年(一六九〇)の関東八ヶ国所々御城米運賃改帳(千葉県伊能家文書)に「酒巻川岸」として江戸へ川道三二里、運賃三分一厘と載り、忍藩阿部家の手船が時期により一ないし数艘この河岸にあった(正田家文書)。また文政元年(一八一八)上流幡羅はら葛和田くずわだ河岸(現妻沼町)熊谷宿の商人荷物を忌避した時、阿部家手船は上野国館林藩の手船とともに商荷の運送に助力を請われている(同文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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