酒甕神(読み)さかみかのかみ

精選版 日本国語大辞典 「酒甕神」の意味・読み・例文・類語

さかみか‐の‐かみ【酒甕神】

〘名〙 造酒司(さけのつかさ・みきのつかさ)酒殿にあって供御(くご)御酒(みき)を醸(かも)すのに用いる酒甕(さかがめ)を神格化した神。大刀自(おおとじ)の神・小刀自(ことじ)の神・次刀自(つぎとじ)の神の三体がある。
文徳実録‐斉衡三年(856)九月辛亥「造酒司酒甕神。従五位下大邑刀自。小邑刀自神等」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android