酒麹役(読み)しゅきくやく

精選版 日本国語大辞典 「酒麹役」の意味・読み・例文・類語

しゅきく‐やく【酒麹役】

  1. 〘 名詞 〙 中世、朝廷造酒司が宮廷の酒酢進納のため、洛中洛外の酒屋に賦課した税。室町幕府酒屋役を賦課するための前提となり、幕府の徴収する酒屋役と併存し、中世末期まで存続した。酒麹売役。酒麹公事。さけこうじやく。
    1. [初出の実例]「北野社領西京酒麹役事、酒正及催促之状、太以濫吹也」(出典:北野神社文書‐康暦元年(1379)九月二〇日・幕府管領斯波義将奉書)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android