精選版 日本国語大辞典 「酢煎」の意味・読み・例文・類語 す‐いり【酢煎】 〘 名詞 〙 脂肪の多い、アジ、サバ、イワシ、カツオなどを煮るときに、煮上り際に酢を加えてなまぐささを取り、淡泊な味に煮上げる料理。酢煮(すに)。すいれ。[初出の実例]「七御許者食飲愛酒女也。〈略〉鯖粉切、鰯酢煎」(出典:新猿楽記(1061‐65頃)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の酢煎の言及 【サバ(鯖)】より …また,《今昔物語集》などによると,平安後期にはサバ売の行商人がいたらしいことがうかがわれる。《料理物語》(1643)は,サバの料理としては沖なますや酢煎(すいり)がよいとしている。沖なますは作り身にしてタデ,シソなどをあらく切り入れたなます,酢煎は酢でいりつけてしょうゆをかけるといったものである。… ※「酢煎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by