醇酒(読み)ジュンシュ

デジタル大辞泉 「醇酒」の意味・読み・例文・類語

じゅん‐しゅ【×醇酒】

濃厚な濁り酒。また、まじりけのない酒。

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精選版 日本国語大辞典 「醇酒」の意味・読み・例文・類語

じゅん‐しゅ【醇酒・淳酒】

  1. 〘 名詞 〙 濃い濁酒。堅酒(かたざけ)。まじりけのない良い酒。
    1. [初出の実例]「開水閣風亭。別喚大戸。賜以淳酒」(出典本朝文粋(1060頃)一二・亭子院賜飲記〈紀長谷雄〉)
    2. [その他の文献]〔史記‐宋微子世家〕

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普及版 字通 「醇酒」の読み・字形・画数・意味

【醇酒】じゆんしゆ

濃い酒。〔史記、信陸君伝〕と謝してせず。客と長夜の飮を爲し、醇酒を飮み、~日夜樂飮を爲す(こと)四(つひ)に酒をみて卒す。

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世界大百科事典(旧版)内の醇酒の言及

【酒】より

…隊商をひきいて商売をする水銀商人は,家で酒をつくりこれを蓄えていたし,豪族のやかたには酒倉もみられた。 平安時代の《和名抄》をみると,酒(さけ),醴(こさけ),醪(もろみ),醇酒(かたさけ),酎酒(つくりかえせるさけ)があげられている。醴は一夜酒とも呼ばれ,《延喜式》によれば米4升,蘖(こうじ)2升,酒3升で9升の醴がえられた。…

※「醇酒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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