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長夜 ジョウヤ

デジタル大辞泉の解説

じょう‐や〔ヂヤウ‐〕【長夜】

ちょうや(長夜)

ちょう‐や〔チヤウ‐〕【長夜】

《古くは「ぢょうや」とも》
秋または冬の長い夜。ながよ。 秋》短夜
夜通し。「長夜の宴」
《いつまでも夜が明けないところから》死んで埋葬されること。転じて、死後の世界。
仏語。煩悩(ぼんのう)のため悟りが開けず生死(しょうじ)の境界にさまようこと。「無明(むみょう)長夜

なが‐よ【長夜】

夜の明けるまでが長い夜。特に、秋の夜についていう。夜長。ちょうや。

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大辞林 第三版の解説

ちょうや【長夜】

〔古くは「じょうや」とも〕
冬の長い夜。よなが。普通、秋または冬の夜をいう。 ↔ 短夜
(死を夜にたとえて)死んで埋葬されること。また、死んだあとの世。冥土めいど。 「日月明なりと雖とも-に迷へる心地して/太平記 5
〘仏〙 凡夫が煩悩ぼんのうに迷って、真理の光明に出会えないことを夜にたとえていう語。
[句項目]

ながよ【長夜】

長い夜。特に、秋の夜をいう。夜長よなが。ちょうや。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

長夜
ちょうや

なかなか明けない長い夜の意で、多く秋または冬の夜についていう。古くは「じょうや」といった。仏教では、凡夫が煩悩(ぼんのう)にじゃまされて悟ることができず、長く無明(むみょう)(根源的無知)の闇(やみ)に覆われて、生死輪廻(しょうじりんね)の世界に沈淪(ちんりん)するさまを例えていう。「長夜の眠り」「長夜の闇」などは、生死の迷いを闇に例え、生死輪廻の苦界を脱することのできない凡夫のさまをいった句である。[藤井教公]

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