醍醐廃寺(読み)だいごはいじ

日本歴史地名大系 「醍醐廃寺」の解説

醍醐廃寺
だいごはいじ

[現在地名]橿原市醍醐町

藤原宮跡の北西、醍醐集落中に位置。右京三条三坊にあたり、堂垣内どうがいとてらまえ長谷田はせだなどの小字と礎石が残る。出土古瓦は法隆寺系の複弁蓮華文巴瓦と忍冬唐草文瓦、藤原宮系の巴瓦と唐草文瓦。地名と法隆寺系の古瓦によって、「法空抄」に「大后寺 本元興寺北」、「私注抄一義」に聖徳太子建立四十六箇寺の一としてみえる大后たいこう寺にあてる説もある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 拾芥抄 大和

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む