デジタル大辞泉
「醸」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
かも・す【醸】
〘他サ五(四)〙
①
穀類などをこうじにして水を混ぜ発酵させて酒、
しょうゆ、酢
(す)などをつくる。また、広く、酵素の
作用によって
原料を分解し
食品をつくる。醸造する。〔運歩色葉(1548)〕
※玉塵抄(1563)二〇「
江天の雲の冬雪をかもす雲は黒色なぞ」
か・む【醸】
〘他マ四〙 (
上代、
生米を噛んで吐き出し、それを瓶にためて発酵させたところから) 酒を造る。醸造する。かもす。
※
古事記(712)中・
歌謡「須須許理
(すすこり)が 迦美
(カミ)し
御酒(みき)に 我酔ひにけり」
さけ‐か・む【醸】
〘他マ四〙 発酵させる。酒にかもし作る。〔
新撰字鏡(898‐901頃)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報