精選版 日本国語大辞典「醸成」の解説
じょう‐せい ヂャウ‥【醸成】
〘名〙
① =じょうぞう(醸造)①
※米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉四「塩岩を得て培養すれば、水分を引き、土質を熔和し、塩酸を醸成して、消化を助ける妙効あり」
② 雰囲気(ふんいき)や気分をかもしだすこと。また、機運をつくりだしたり、騒ぎをひきおこす状況をつくりだしたりすること。醸造。
※太平策(1719‐22)「下の奸智を引起し、上を疑ひ上をけすむ心を醸成して」
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