醸成(読み)ジョウセイ

精選版 日本国語大辞典 「醸成」の意味・読み・例文・類語

じょう‐せいヂャウ‥【醸成】

  1. 〘 名詞 〙
  2. じょうぞう(醸造)
    1. [初出の実例]「塩岩を得て培養すれば、水分を引き、土質を熔和し、塩酸を醸成して、消化を助ける妙効あり」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉四)
  3. 雰囲気(ふんいき)気分をかもしだすこと。また、機運をつくりだしたり、騒ぎをひきおこす状況をつくりだしたりすること。醸造。
    1. [初出の実例]「下の奸智を引起し、上を疑ひ上をけすむ心を醸成して」(出典:太平策(1719‐22))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「醸成」の読み・字形・画数・意味

【醸成】じよう(ぢやう)せい

かもす。次第になる。〔白虎通考黜〕鬯(ちやう)なるは、百艸の香鬱金を以て、合して之れをし、るを鬯と爲す。~地に(そそ)き、以(ゆゑん)なり。

字通「醸」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む