醸成(読み)ジョウセイ

デジタル大辞泉 「醸成」の意味・読み・例文・類語

じょう‐せい〔ヂヤウ‐〕【醸成】

[名](スル)
原料発酵させて酒や醤油などをつくること。醸造。「酒を醸成する」
ある状態気運などを徐々につくり出すこと。「不穏な空気醸成されつつある」
[類語]醸造吟醸醸す

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精選版 日本国語大辞典 「醸成」の意味・読み・例文・類語

じょう‐せいヂャウ‥【醸成】

  1. 〘 名詞 〙
  2. じょうぞう(醸造)
    1. [初出の実例]「塩岩を得て培養すれば、水分を引き、土質を熔和し、塩酸を醸成して、消化を助ける妙効あり」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉四)
  3. 雰囲気(ふんいき)気分をかもしだすこと。また、機運をつくりだしたり、騒ぎをひきおこす状況をつくりだしたりすること。醸造。
    1. [初出の実例]「下の奸智を引起し、上を疑ひ上をけすむ心を醸成して」(出典:太平策(1719‐22))

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普及版 字通 「醸成」の読み・字形・画数・意味

【醸成】じよう(ぢやう)せい

かもす。次第になる。〔白虎通考黜〕鬯(ちやう)なるは、百艸の香鬱金を以て、合して之れをし、るを鬯と爲す。~地に(そそ)き、以(ゆゑん)なり。

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