里之子(読み)サトノシ

デジタル大辞泉 「里之子」の意味・読み・例文・類語

さと‐の‐し【里×之子】

里主さとぬし2」に同じ。
「すべて美童を―と称す」〈読・弓張月・前〉

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精選版 日本国語大辞典 「里之子」の意味・読み・例文・類語

さと‐の‐し【里之子】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 琉球で、王のそば近くにつかえた若者親方の次位で筑登之(ちくとし)上位にあたる。さとぬし。
    1. [初出の実例]「尚寧王大きに歓び、やがて里之子(サトノシ)をもて、中婦君(ちうふきみ)寧王女(ねいわんにょ)、廉夫人を迎来らし」(出典読本椿説弓張月(1807‐11)続)
  3. 琉球で、総地頭の次男以下の子供の呼び名。

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