里原村(読み)さとばらむら

日本歴史地名大系 「里原村」の解説

里原村
さとばらむら

[現在地名]春野町宮川みやがわ

久保田くぼた村の北東、南流する気田けた川の対岸にある。永禄六年(一五六三)閏一二月二四日の今川氏真判物写(掛川誌稿)に「里原新田」とみえる。同年一二月からの遠州劇によって天野景泰・元景父子の所領が天野藤秀に与えられたのに伴い、里原新田共二〇貫文が尾上藤十良(正長)に与えられた。同一二年閏五月二〇日の徳川家康判物写(同書)には「犬居之内給分方本知」として「気田之内里原」がみえ、同所などが尾上彦十郎(正長)に安堵され、天野宮内右衛門尉(藤秀)への同心が命じられた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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