デジタル大辞泉 「里馴れる」の意味・読み・例文・類語 さと‐な・れる【里×馴れる】 [動ラ下一][文]さとな・る[ラ下二]1 鳥獣が人里になれる。「イノシシが―・れる」2 遊里の風習になれ親しむ。「はや―・れて吹く風に憂さを晴らして居る所へ」〈浄・忠臣蔵〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「里馴れる」の意味・読み・例文・類語 さと‐な・れる【里馴】 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]さとな・る 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙① 人里になれ親しむ。[初出の実例]「あしひきの山郭公さとなれてたそがれ時に名のりすらしも〈大中臣輔親〉」(出典:拾遺和歌集(1005‐07頃か)雑春・一〇七六)② 遊里の生活や習慣などになじむ。[初出の実例]「勘平が妻のおかるは酔さまし、はや里なれて吹風に」(出典:浄瑠璃・仮名手本忠臣蔵(1748)七)③ 里子が、里親の家になれ親しむようになる。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例