最新 地学事典 「重力異常帯」の解説
じゅうりょくいじょうたい
重力異常帯
gravity anomaly belt
大陸縁や弧状列島の周辺では,それらに沿って重力異常の大きい地域が帯状に分布している場合が多い。例えば日本列島太平洋側に沿っては,大陸に近いほうに正の重力異常の異常帯が連なり,次いで負の異常帯があり,この負の異常帯は日本海溝の位置とほぼ一致している。このような重力異常の特異な分布を最初に発見したのは,東インド諸島の海上重力測定を実施したF.A.Vening Meineszで,その結果は1933~48年に発表された。以後このような重力異常帯は,フィリピン海溝,アリューシャン列島,南米西部,トンガ海溝などにも存在することがわかった。
執筆者:藤井 陽一郎
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

